舞妓さんになるために青森から京都の屋形「市」にやってきた幼馴染みトリオの二人「キヨちゃん」と「すーちゃん(すみれ:百はな)」。
市で共に暮らす先輩、厳しいながらも優しく見守る市のおかあさんを始め、先代の台所のおばちゃんや男衆のお兄さんらに支えられながら、二人+一人(健太)が成長していく笑いあり、涙ありの心温まる小山愛子作のハートフルご飯漫画「舞妓さんちのまかないさん」。
そんな「舞妓さんちのまかないさん」がNetflix(ネットフリックス)にてまさかの実写ドラマ化!
原作となる漫画「舞妓さんちのまかないさん」を全話読んでいる大ファンの筆者が、Netflix版の実写ドラマのキャストを漫画版と比較しながら評価していく!
Netflix 実写ドラマ「舞妓さんちのまかないさん」のキャストをマンガ版と比較評価!
Netflixで実写ドラマ化された「舞妓さんちのまかないさん」を漫画版と比較しながら評価していくが、基本的にはビジュアル面のみで評価し、演技力は加味しない。
また全てのキャストを評価対象とはしない。例えばドラマオリジナルキャラクターとなる涼子や吉乃、ほとんど出てこないキャラクターなど。
野月キヨ役:森七菜
評価 | ○ |
幼馴染みで親友のすーちゃんと共に舞妓さんになるために京都へ来たものの、紆余曲折を経て、台所からすーちゃんら市のみんなを支えることとなった「野月キヨ:キヨちゃん役」は森七菜(もりなな)。
最初キャストが発表されたときは素朴なキヨちゃんに森七菜は合わないのではないかと思っていたのだが、実際に見てみると悪くなかった。
子供の頃から変わらない、すーちゃんとは違った可愛さを持つキヨちゃんがそこにいた。
戸来すみれ(百はな)役:出口夏希
評価 | × |
類い希なる天賦の才?と努力する才能を併せ持ち、花街全体が期待するほどの舞妓へと成長していく作中屈指の美少女「戸来すみれ:すーちゃん役」は出口夏希(でぐちなつき)。
すーちゃんかと言われると違うと言わざるを得ない。
すーちゃんとは可愛さのベクトルが違う。
中渡健太(なかのわたりけんた)役:城桧吏
評価 | ○ |
キヨ、すみれの幼馴染み。二人に比べると圧倒的に口数が少なく、一見表情も乏しく見えるが、「目は口ほどに物を言う」とはこういうことなんだなってキャラクター「中渡健太役」は城桧吏(じょうかいり)。
健太!あんた健太だよ!
つる駒(めがねさん姉さん):福地桃子
評価 | ○ |
キヨちゃんとすーちゃんの屋形の先輩で、屋形のムードメーカー「メガネさん姉さんことつる駒役」は福地桃子(ふくちももこ)。
同じ屋形で暮らす先輩舞妓の中で唯一?名前有りキャラクターで、キヨちゃんらと絡みも多いキャラクター。
姉さん!あんためがねさん姉さんだよ!
百子(ももこ):橋本愛
評価 | × |
芸妓のトップオブトップにして、百はな(すーちゃん)の芸の姉となる「百子さん姉さんこと百子役」は橋本愛(はしもとあい)。
妹の百はなが作中屈指の美少女なら、姉の百子さん姉さんは作中屈指の美人。
橋本愛も雰囲気のある美人だとは思うが、百子さん姉さんではない。
百子さん姉さんは垂れ目のおっとりとした雰囲気の美人。つり目でキリっとした感じの橋本愛は違うと言わざるを得ない。
ただ漫画版とは名前が違う――漫画版は夕子、ネットフリックス版は久佐野真央――ので、別人設定なのかもしれない。それならば特に言うことはない。
梓(あずさ):常盤貴子
評価 | ○ |
キヨちゃんやすーちゃんがお世話になっている、厳しくもあり、優しくもある屋形のおかあさん「おかあさんこと梓役」は常盤貴子(ときわたかこ)。
百子さん姉さんに勝るとも劣らない美人……いいよ、常盤貴子いいよ!
漫画版のおかあさんは恐らく20代後半~だと推測されるため、アラフィフの常盤貴子ではちょっと年齢的にどうかと思うが、ネットフリックス版の設定を考慮するなら全然あり!
ただ個人的にはおかあさんには大切なお人と一生を共にして欲しいと思っているので、このネットフリックス版の設定は認めない!断じて認めないね!
千代(ちよ):松坂慶子
評価 | × |
屋形の先代のおかあさん「千代役」は松坂慶子(まつざかけいこ)。
過去編に出てきた先代のおかあさんと同一人物という設定であるならば「×」。
そもそも屋形の名前も漫画版とは違うし、あの人の名前も違うので別人設定なのかもしれない。
Netflix 実写ドラマ「舞妓さんちのまかないさん」のキャストまとめ
こんなもんかなと思う。
是枝裕和監督の思想を考えると「舞妓さんちのまかないさん」ではなく、花街を舞台としたオリジナル作品としてやった方が良かったのではないかと言う気がする。