特撮オタクのOL・仲村叶が同じような趣味を持ち、理解してくれる仲間や兄弟と共に、「いい年して○○が好きなんて、いい加減卒業しなさいよ」というような偏見に抗いながら、特撮の魅力を教えてくれる丹羽庭作の漫画「トクサツガガガ」。
そんなトクサツガガガが今をときめく若手女優・小芝風花を主演に迎えてまさかの実写ドラマ化!
ドラマの原作となる漫画を全巻揃える大ファンの筆者が、ドラマ「トクサツガガガ」のキャストを漫画版と比較しながら評価していく!
実写ドラマ「トクサツガガガ」のキャストを漫画版と比較評価!
日曜朝に放送できるんじゃないの?ってくらい特撮シーンに力が入っていて、ドラマとしてはマジでよく出来ていた実写ドラマ版「トクサツガガガ」。
実写キャスト一覧がこちら。
- 仲村叶:小芝風花
- 吉田久美:倉科カナ
- ダミアン:寺田心
- 北代優子:木南晴夏
- みやびさん:吉田美佳子
- 任侠さん:カミナリの 竹内まなぶ
- 仲村志:松下由樹
- 仲村望:渡部豪太
- チャラ彦:森永悠希
- 小野田くん:本田剛文
- マイさん:内山命
- ユキちゃん:武田玲奈
そんなドラマ版「トクサツガガガ」のキャストを漫画版と比較しながら評価していくが、全てのキャラクターを評価対象とはしない。
例えば劇中に出てくる戦隊ヒーロー「ジュウショウワン(獣将王)」、ビーボーイズのメンバーなど。
仲村叶(なかむらかの)役:小芝風花
評価 | △ |
可愛い物好きの母からの抑圧を受け、特撮好きの自分を封印していたが、大人になってからその想いが爆発した今作の主人公にして特撮オタク・仲村叶(なかむらかの)役は「小芝風花(こしばふうか)」。
原作よりも若い年齢設定(24歳)になっているとはいえ、小芝風花ではちょっと童顔過ぎるかなと思った。
しかし髪型もちゃんと寄せてきているし、演技力は加味しないが、表情やリアクションも良かった。
吉田久美(よしだひさみ)役:倉科カナ
評価 | × |
かのちんの同世代……世代の近い……特撮好きのオタク友達・吉田久美(よしだひさみ)役は「倉科カナ(くらしなかな)」。
優しげな目元と魅力的な泣きぼくろ、ショートカットが見た目に特徴的な女性で、小学生のダミアンが一目惚れしてしまうほどの(恐らく)美人。
倉科カナは好きな俳優ではあるし、こんな吉田さんがいたら素敵だなとは思うけど、全然違う。
ショートカットの髪型は吉田さんのアイコニックな部分だと思うんだけど、全然寄せてこないし。
ダミアン役:寺田心
評価 | ○ |
かのちんと同じく特撮好きで、勝手にダミアンなるあだ名で呼ばれている少年・ダミアン役は「寺田心(てらだこころ)」。
寺田心くんではちょっと可愛すぎる気もするし、眼鏡も原作とは違うけど、個人的にはあり!
ダミアン、あんたダミアンだよ!
北代優子(きたしろゆうこ)役:木南晴夏
評価 | ○ |
かのちんと同じくオタクながら、特撮ではなく○○オタクの北代優子(きたしろゆうこ)役は「木南晴夏(きなみはるか)」。
悪い言い方をすれば目つきの悪い……つり目かつ三白眼の目元と仕事が出来そうな金属フレームの眼鏡、そしてそばかすが見た目に特徴的な女性。
原作の北代さんほど一見怖そうな、冷たそうな印象は受けないが、この人が北代さんですって言われたら北代さんだね!ってなる。
みやびさん役:吉田美佳子
評価 | ○ |
北代さんのオタク友達ながら、かのちんや吉田さん、北代さんらとは違って、陽キャの大学生・みやびさん役は「吉田美佳子(よしだみかこ)」。
大きな瞳とパーマのかかったような髪、豊かな表情が特徴的な女性。
原作では黒髪なのになぜ明るい髪色にしたのか――逆になぜ北代さんを黒髪にしたのか――という疑問はあるが、悪くない。むしろあり。
任侠さん役:カミナリの 竹内まなぶ
評価 | ◎ |
非常に強面ながら非常にナイーブな心を持つ、かのちんのオタク友達・任侠さん役は「カミナリの 竹内まなぶ(たけうちまなぶ)」。
かのちんが勝手に「任侠さん」なるあだ名を付けてしまう程のそっち系の人にしか見えない男性。
ドラマ「トクサツガガガ」最高のキャスティングと言っても過言ではない。
任侠さん役を演じるために生まれてきたと言われても信じてしまいそうな程のハマり役!
ちなみに筆者はネガティブ過ぎる任侠さんと対照的に、ポジティブ過ぎるお母さんが大好き。ラブキューちゃん最高だよ。
仲村志(なかむらふみ)、お母ちゃん役:松下由樹
評価 | ○ |
かのちんのお母さん・仲村志(なかむらふみ)役は「松下由樹(まつしたゆき)」。
髪型に目をつぶれば、お母ちゃんだった。
演技力は加味しないが、お母ちゃんの恐ろしさが再現されていた。
お母ちゃん、あんたお母ちゃんだよ!
仲村望(なかむらのぞみ)役:渡部豪太
評価 | × |
かのちんの兄で、良き理解者となる仲村望(なかむらのぞみ)役は「渡部豪太(わたべごうた)」。
ツーブロックに髭が見た目にわかりやすいキャラクターなんだけど……なんで?
チャラ彦役:森永悠希
評価 | ○ |
かのちんにチャラ彦なるあだ名を心の中で勝手に付けられている会社の同僚・チャラ彦役は「森永悠希(もりながらゆうき)」。
ウザいけど、チャラいけど、誰にでも分け隔て無く接することができる陽キャ。
今まで森永悠希が出ている作品を何度か記事にしたが、その度に「なんで?」って配役だったけれど、これは良かった。
ウザかったけど良かった。
小野田くん役:本田剛文
評価 | ○ |
かのちんに想いを寄せる会社の後輩・小野田くん役は「本田剛文(ほんだたけふみ)」。
母性本能をくすぐるような可愛い系の年下男子。かのちんは全くくすぐられていないが。
悪くない……悪くないが、あの眼鏡なんなん?
原作では眼鏡なんてかけてないのに……。
マイさん役:内山命
評価 | △ |
かのちんの会社の同僚で最も女の子らしい女の子、きゅるる~んって感じがしそうなマイさん役は「内山命(うちやまみこと)」。
個人的には全くイメージと違ったが、実際に見てみたら悪くはない……という印象。
NHK名古屋放送局が制作しているドラマであるため、SKE48のメンバーを抜擢したのはわかる。
小野田くんにBOYS AND MENのメンバーが選ばれたように。
しかしもうちょっと適役がいたんじゃないかなとも思う。
ユキちゃん役:武田玲奈
評価 | △ |
かのちんの会社の同僚となるユキちゃん役は「武田玲奈(たけだれな)」。
大きな瞳と眼鏡が特徴的な女性。
武田玲奈のイメージではなかったけど、悪くはなかった。
まとめ
漫画原作のドラマにしては主要メンバーに対する失望感がほとんどなく、頑張ったなって思えるキャスト陣が揃っていたと思う。
ドラマ自体も面白かったし、ぜひドラマ2期もやって欲しい!